ウェダーの水漏れについて

ウェダーが濡れていると感じたときは

釣りをしているとウェダーの内部に濡れを感じることがあります。人の1時間の発汗量は、室温29度の部屋に座っているだけで0.1リットル、野外での環境や運動内容よっては、2リットル以上汗をかく場合もあると言われています。透湿性をもたないウェダーを着用している場合、かいた汗はそのままウェダー内部にたまります。そのたまった汗が冷やされ、再び肌についたとき「濡れている」と思うことがあります。その場合は水漏れではありません。

水漏れの多くの原因は、藪漕ぎ等での棘や釣針によりピンホールや擦れが生じた場合です。
その他、ご購入後、長期間経過した商品は使用頻度に関わらず経年によるシームテープの劣化・ソールや表面コーティングの剥がれ等により、防水機能の低下や加水分解による接着材の剥がれが起きる可能性があります。保管状況によっては、ご購入後短期間であっても同様の現象が起こります。
ご使用前には、必ず点検をしていただき、異常があった場合は、絶対に使用しないでください。特に、ソール部分に接着剤の剥がれやヒビ割れ、亀裂等がある場合は、重大な事故や怪我の原因になることがあります。

プロックスのウェダー類は、お手頃な価格で提供する為に海外にて生産しております。
修理・補修にあたり海外工場まで送りますと、日数及びコストが高く、日本国内で修理を行うと
ご購入された価格と比較し非常に割高な修理費用が発生いたします。

上記の理由から、誠に申し訳ございませんが水漏れ補修やソールの張り替えを含め、
弊社での修理・補修は一切行っておりません。
ご理解いただきますようお願い申し上げます。

次項よりご自身でしていただけるメンテナンス方法をご紹介いたします。

ウェダー水漏れ検査方法

1.水を入れる

水漏れがある箇所を特定するために、ウェダーを完全に乾燥させた後、ホースでゆっくりとウェダー内部に水を入れます。

2.水漏れ部の確認

水がにじみ出てきたり、水が出てくる箇所が水漏れ部分です。水が出ない場合は汗が原因と考えられます。

3.水漏れ部に印をつける

補修する場合、水漏れ部分にチョーク等で印を付け、ウェダー内の水を流し捨て乾燥させます。

水漏れ箇所が広範囲に渡る場合や箇所によっては修理が不可能な場合があります。
ウェダー内部に水を入れ、漏れが確認できない場合は結露や発汗が原因の場合が考えられます。

×修理不可能な例

複数個所や広範囲の破損

経年劣化による生地の剥離

経年劣化によるシームテープの剥離(縫い目からの水漏れ)

ブーツと生地の継ぎ目の破損

ウェダーの補修方法

◎修理ができる可能性のある例

ピンホール

数cm以内の裂け

ブーツや縫い目以外のピンホールや数cm以内の裂けの場合、ご自身で比較的簡単に修理して頂けます。但し、ピンホールや裂けが必ずしも修理可能とは限りません。

透湿生地製品の補修方法

対象品番:PX320、PX321、PX322、PX323、PX324、PX325、PX326、PX5664、VC503、VC504、VC506

1.補修部に印をつける

ウェダーを裏表ともに乾燥させ、水漏れ部の裏側に印をつけます。

2.アイロンをあたためる

アイロンを中温(160度)にセットします。

3.専用補修シートをカット

弊社の透湿生地製品に付属されている専用補修シートを補修部箇所より大きめにハサミでカットします。

4.シートを接着

シートの接着面(白い方)を下側にして、印の位置に置きます。あて布をしてアイロンを約60秒押し当てます。接着しているのを確認して冷まします。

テフロンポリエステル生地製品の補修方法

対象品番:PX330、PX331、PX332、PX333、PX334、PX335、PX336、PX337、PX338

1.補修部に印をつける

ウェダーを裏表ともに乾燥させ、水漏れ部の裏側に印をつけます。

2.専用補修シートをカット

弊社のテフロン生地製品に付属されている専用補修シートを補修部箇所より大きめにハサミでカットします。

3.専用ボンドを塗布

カットした補修シートのPVC面と印の位置に専用ボンドを均一に塗り、ドライヤーの温風を約10秒あてる。

4.シートを貼り合わせる

ボンドを塗った面と面をしっかりと貼り合わせ乾かす。(ボンドの乾燥は8時間が目安)

3Dインナーネオプレン生地製品の補修方法

対象品番:PX8725、PX5506、PX5516、PX8724、PX5505、PX5515

1.補修部に印をつけ3Dインナーをカット

ウェダーを裏表ともに乾燥させ、水漏れ部の裏側に印をつけます。
ハサミなどで3Dインナー(起毛部)をカットします。

2.専用補修シートをカットし表地を剥がす

弊社の3Dインナーネオプレン生地製品に付属されている専用補修シートを補修部箇所より大きめにハサミでカットし表地(撥水生地)を剥がします。

3.専用ボンドを塗布

1.で削った部分と2.のネオプレン側全面に専用ボンドを塗り5~10分乾かす。

4.シートを貼り合わせる

ボンドを塗った面と面をしっかりと圧力をかけて貼り合わせ乾かす。(ボンドの乾燥は8時間が目安)

Pプルーフ生地製品の補修方法

対象品番:PX340、PX341

1.補修部に印をつける

ウェダーを裏表ともに乾燥させ、水漏れ部の裏側に印をつけます。

2.専用補修シートをカット

弊社のPプルーフ生地製品付属の専用補修シートを補修部箇所より大きめにハサミでカットします。

3.専用ボンドを塗布

カットした補修シートの裏地と印の位置に専用ボンドを均一に塗り、ドライヤーの温風を約10秒あてる。

4.シートを貼り合わせる

ボンドを塗った面と面をしっかりと貼り合わせ乾かす。(ボンドを乾燥は8時間が目安)

補修後は再度水を入れ、水漏れがないことを確認してから乾かしてご使用ください。

自立ヒップウェダーの補修方法

対象品番:PX342、PX344

1.補修部に印をつける

ウェダーを裏表ともに乾燥させ、水漏れ部の裏側に印をつけます。

2.専用補修シートをカット

自立ヒップウェダー付属の専用補修シートを補修部箇所より大きめにハサミでカットします。

3.専用ボンドを塗布

カットした補修シートの裏地と印の位置に専用ボンドを均一に塗り、ドライヤーの温風を約10秒あてる。

4.シートを貼り合わせる

ボンドを塗った面と面をしっかりと貼り合わせ乾かす。(ボンドの乾燥は8時間が目安)

補修後は再度水を入れ、水漏れがないことを確認してから乾かしてご使用ください。

専用リペアキットについて

弊社専用のリペアキットは、縫い目以外のピンホールや数cm以内の裂けを補修するためものです。ご購入時、製品に付属しているリペアキットをお使いください。
紛失等によりお手元にない場合は、ご請求いただけます。『お問い合わせフォーム』よりリペアキットをご希望の旨と、 対象の商品名・商品番号・お名前・ご住所・電話番号をご記入の上ご連絡ください。初回1セットに限り無償にてお送りいたします。
2回目以降のご請求は、下記よりご購入ください。

ブリザテックPC(透湿)ウェダーリペアシート【商品コード:RKIT06】

●内容:補修シート×1枚 ●シートサイズ:約75×75mm ●税抜定価: 200円

■ 対応品番 *お手持ちのウェダー品番をお確かめ下さい。

PX320、PX321、PX322、PX323、PX324、PX325、PX326、PX5664、VC503、VC504、VC506

こちらをクリックすることで、外部のウェブサイト YAHOO!ショッピングへ移動します。

テフロンポリエステルウェダーリペアキット【商品コード:RKIT05】

●内容:補修シート×2枚・専用ボンド1本 ●シートサイズ:約45×100mm ●税抜定価: 300円

■ 対応品番 *お手持ちのウェダー品番をお確かめ下さい。

PX330、PX331、PX332、PX333、PX334、PX335、PX336

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3Dインナーネオプレンウェダーリペアキット【商品コード:RKIT01】

●カラー:RKIT01(ブラックインク) RKIT01CG(チョコレートグレー) ●内容:補修シート×2枚・専用ボンド1本 ●シートサイズ:約65×120mm ●税抜定価: 400円

■ 対応品番 *お手持ちのウェダー品番をお確かめ下さい。

PX8725、PX5506、PX5516、PX8724、PX5505、PX5515

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Pプルーフウェダーリペアキット【商品コード:RKIT07】

●内容:補修シート×2枚・専用ボンド1本 ●シートサイズ:約45×100mm ●税抜定価: 300円

■ 対応品番 *お手持ちのウェダー品番をお確かめ下さい。

PX340、PX341、PX9554、PX9564、PX964、PX965

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自立ヒップウェダーリペアキット【商品コード:RKIT08】

●内容:補修シート×2枚・専用ボンド1本 ●シートサイズ:約45×100mm ●税抜定価: 300円

■ 対応品番 *お手持ちのウェダー品番をお確かめ下さい。

PX342、PX344

こちらをクリックすることで、外部のウェブサイト YAHOO!ショッピングへ移動します。

ウェダーのお手入れ方法

釣行後は水洗いにて、汚れを落とし二つ折りでも構わないので、陰干しもしくは、日の当たらない場所にて干してください。
*但し濡れた状態のウェダーをつるすとゴム製のサスペンダー部が伸びきってしまいますのでご注意ください。
*汚れを落とす場合は、スポンジ等で軽くこするように落としてください。硬いタワシ等を使用すると生地を破損し防水性能が劣化します。

初期不良について

製品には万全を期しておりますが、万一、汚損・破損などの初期不良があった場合は、同等品との交換にて対応させて頂きます。
ウェダーの初期不良検査について』の内容をご確認頂き、流れや期間などをご理解の上、ご依頼くださいますようお願いいたします。